DAY74 異国の都会の片隅で16 パリ⑤ ベルサイユのばら

高校の頃、カタカナの名前が覚えられないという深刻な理由で日本史専攻にして以来世界史が苦手です。

よってフランス革命は僕の中では池田理代子先生「ベルサイユのばら」が正史となっています。

だから今日はオスカルとアンドレの足跡を辿りにやってまいりました。


そう、ベルサイユ宮殿。


市内からはいわゆる国鉄?の直行列車がバンバン出ています。

市内中心地から40分くらいなもんですので行きやすい。
ということは観光客もまた多いということです。

はい、木陰というホスピタリティの一切ないディズニーにいると思ってください。

1人ぼっちなので列を抜けることもできず、水の残量と尿意の絶妙なバランスを取りながら2時間待機です。


なお、ミュージアムパスで宮殿は見学無料ですが、優先入口はありません。だからひたすら並ぶしかありません。



2時間後どうなるか。

そうです、ほぼ熱中症です。



朦朧としているので、パンフレットを見ても自分が今どこにいるのか全く読み取れません。

ただひたすらベルトコンベアのように前の人に着いていきます。

熱中症の頭でこの絢爛豪華っぷりを見せられても、めまいと吐き気しか起こりません。

げんなりしながら
「家は人を表すというけれど、こんなド派手な家に住んでりゃそりゃあバカにもなるわな」
とか、
「自分が貧乏な中こんなん見せられたら火くらい付けたくなるわなあ」
とか、バスティーユを襲ったテンションを20km保ってここまで来た市民たちに思わず同情する気持ちだけが浮かんできます。

写真までも朦朧としています。


さてベルばらの中で、宮殿の庭でマリーアントワネットと誰だったか若い兄ちゃんがばったり出会って恋に落ちて不倫して云々というのを見たとき、ばったり出会うってそんな、街中じゃあるまいし、庭くらいどこに誰がいるかわかるでしょうよなどと思ったものですが、私が悪うございました。
ベルサイユの領有地の面積たるや、渋谷区くらいならすっぽり入るんじゃないか?というくらい広い。

そりゃあばったり運命の出会いもしますわなと地図を見ながら思うとともに、この庭園に今入り込んだら遭難するわと鳥肌。
拝して避けます。

ああもう面倒臭いから帰ろうかなと思ったのですが、コーラ一気飲み&アイス一気喰いしたらHPがやや回復、パスで見られるもう1つの宮殿、小トリアノンだけは見ていこうかなと。
貧乏性の登場です。

小トリアノンはマリーアントワネットが晩年を過ごした、宮殿から離れたところにある小さな宮殿。前の皇后か
ら譲り受けたあと自分の好みに庭含め改装したのだと。

やや地味な田舎風です。

家は人を表す、の理屈で思ったことは・・

あれ、マリーちゃんて実は素朴ないい子だったんじゃん?
クソ豪華な宮殿に住まわされているうちに背伸びしちゃっただけなんじゃん?
かわいそうな王女様だったんじゃん?
などという、先ほどとは180度異なる擁護コメントの数々。

というくらい、小ぢんまりして素朴な家と庭でした。庭は敷地内だから厳密にはバカでかいけど。

という、世界史を全くもって理解していないコメントは全てベルばらの登場人物によって補完されていることをご容赦ください。

小トリアノンを見なければただのつまらん観光地で終わったので、暑かったけれどこれはOKということで。

そんなわけでHPゼロになって帰りましたとさ。

<今日のワンポイント経験値>
ミュージアムパスにおけるベルサイユ宮殿の入場がややこしいのでまとめます。

・無料区域・・宮殿&小トリアノン
・有料区域・・大トリアノン&庭園
小トリアノンは庭園を抜けていくのが近いのですがパスのみでは庭園を通れません。
一度外に出て敷地外から回り込む必要があります。
・宮殿と小トリアノンを結ぶ小さなトロリーバスみたいなものもあります。
片道4.3€で、これはパスもチケットも関係なく有料です。
・小トリアノンから帰路をトロリーバスにすると、終点バス停がなぜか庭園内なので、降りてから庭園をただ見学しようと思えばできます。
・大トリアノンは庭園内区域で外からアクセスできないので庭園料金を払うしかありません。
・宮殿に入るのに優先入り口はありません。

<今日の支出>
・食費 30€
・宿泊 107€
・交通費 12€
・土産 4€
・洗濯 10€
合計 163€

<今日の1曲>
薔薇は美しく散る / 鈴木宏子

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