DAY78 太陽と埃の日々③ エルサレム③ 死海文書を追って

死海文書と聞くだけで心が躍る人ー?

40またぎの人には多いと思います。

そう、エヴァンゲリオンを厨二な年頃に見ていた人たちはその響きだけで胸が高鳴ります。



先日、エルサレムで何をしようかと計画していたところ、死海周辺の個人ガイドツアー、しかも唯一の日本語というのを見つけました。

2人で600ドル、1人でも600ドル・・・

高いです。しかも僕1人だし。
予約制なので現地でパートナーを見つけるわけにもいきません。


でも個人で回ろうにも限界があるし、何より何もわからず回っても意味ないし・・・

ということで3日悩んで清水の舞台から頭から飛び込む勢いで頼んだわけです。
帰国後の握手会用CDはあっというまに50枚ポチッたんですけどね。
これが価値観というやつですね。




ガイドさんはモシェさん。
ユダヤ人。

ベルトラなどで唯一の日本語ガイドと掲載されています。

寸評しますと
・日本語レベルは50点
(僕の英語レベルは20点、よってモシェの勝ち)
・後半ダレる、というか暑い場所はスピードを上げる傾向あり。
以前若い女性のガイドをしたら、写真撮る時間をくれなかったとクレームが来たと反省はしていました。
・日本人のような、質問や会話の背景を読み取る機能は付いていない。
これは民族性の問題だから気にしても仕方ない
・まあ基本的にはいい人

という感じ。


エルサレムの街から車を走らせると光景は砂漠になってきます。

遊牧民のテントも見えます。



さて回った場所はというと

① クムラン遺跡
ここです、死海文書が発見された場所・・・っ!
遺跡です。

もっと謎めいた洞窟とか、ゼーレみたいな人が云々とか思うでしょう?

遺跡です。

そりゃあそうです、イスラエル人はエヴァなど知るよしもないわけですから。


入ってすぐに見るオープニングの映画の中で、ここに住んでいたヤハウェの民の言葉より
・光の子、闇の子
・最終戦争
・我々はその秘密を記し隠したのだ
このあたりは興奮して鼻血出そうになりましたが。
(日本語字幕があるとは…)


で、何となく1つの洞窟からババーンと見つかったイメージでしたが、いくつも洞窟はあってそれらからバラバラと見つかったようです。

そのうちの1つの洞窟。
洞窟を近くで見ることはできません。
離れた場所から写真スポットになっています。

なお文書が発見された洞窟は、発見順に番号で呼ばれていてこれはcave4。


えー、じゃあやっぱりcave1が見たいなあと。
モ「cave1はここから20分くらい北らしいけどよく知らない」
これはモシェがどうこうではなく、盗掘を防ぐためにcave4以外は場所など秘密らしい。

というわけで見ることができたものを最後にまとめると

遺跡です。

ちなみに、死海文書はどこで見られるの?
モ「イスラエル博物館にあるよ」

宿の、宿の近くじゃないか泣


② マサダ要塞
予備知識も何もなしで行きました。
高い山の上にユダヤ人の城と街があったと。
ローマ帝国に攻められユダヤ人たちは自決したと。
そういう場所らしいです。
でもユダヤの人たちにとっては大事な場所なのだそうです。
ちょうど成人式(男子13歳、女子12歳ですと)を祝うグループがいました。

男の子です。
楽しげな音楽を演奏する人たちも同行していて、賑やかな団体です。

みんながみんなここで祝うわけではないらしいですが、祝いの場として選ばれるほどに、民族の誇りを象徴する特別な場だそうです。

ロープウェイで山を登ると
遺跡です。
今日は遺跡縛りのようです…


そして絶景です。
つまり僕には全く適していない場所です。
写真もへっぴり腰です。

ちなみに高さは400m、断崖絶壁即地上コースです。
色が同じ茶色なので、遠近感が全くないところが目眩を倍増させます。

気温は40度、砂漠の日差し、そして高所。
僕のHPはゼロです。

モシェは何かにつけ「水飲め、水」しか言いません。
お前のテンションが低いのは水分が足りていないからだと。
いや俺、高い所苦手だって3回言ったぞモシェ。

最後にもう一度
遺跡です。


③ 死海
皆さんも教科書などで見たことがあるでしょうか。
塩分濃度が30%だかそのくらい。
魚が住めません。
そして人は浮きます。

浮かんできました。
おお、浮く。
というより、体を沈めようとするほうが力が要ります。
幻の小技「立ち浮き」もできます。
超小技「あぐらかいて浮き」も。

なんというか、これ以上沈みませんよという膜があってその上に乗っているみたいな。
ウォーターベッドのような感覚でしょうか。

足元は砂利が少し、掘ると泥地になっています。
この泥がよく「死海の泥パック」として売られているお高いやつです。
外国人たちはペットボトルに詰めまくっています。
おそらく夜にはフナの腐った匂いがし始めるはずです。
塗ってる人。僕ではない。

僕も体に塗ってみます。
乾かして泥人形のようになってしばし。
それから流します。

中年の厚い面の皮には違いはわかりません…残念。

なおこれから行かれる方。
泥から砂利を丁寧に取り除きましょう。
間違えて砂利でこすった場所に沁みる死海の水は激痛です。

なお浮くからといって、泳ぐのは危険です。
死海の水は目に少しでも入れば七転八倒です。
飲んでしまったらと思うと鳥肌が立ちます。

ちなみにわたくし、靴を買い換えて以来水虫になってしまっているのですが、水虫にこの塩水が沁みると足首から先を大きな万力で締め付けられるような鈍痛が走ります。
※この調子で治療になるかと思ったら治りはしません、痛いだけ


とまあなんだかんだやりながら気づけば1時間半。

一人で遊んでたのかって?
そうですよ1人ですよ。
他に1人で来てるやつなんていませんよ。

モシェのおっさんはとっとと日陰に入って、たまーに遠くから指の入った写真を撮るくらいです。
写真を撮る機能も付いていないようです。


・・・帰りましょうか。

そんなツアーでした。
これで600ドル。
高いか安いかはあなた次第。
僕にとっては、損得やや損、くらい。



夜は旧市街へ。
プロジェクションマッピングを横目に見ながら路地から路地へ。

今日は木曜の夜。
ユダヤの人たちは「安息日」といって一切の労働を禁じられている曜日があります。
それが金曜日没から土曜日没まで。

なので木曜夜が我々で言うところの花金。

旧市街の壁の中に収まりきらないくらいの人、人、人。

みんな楽しそうです。

街角に佇み、全くわからない言葉の渦の中にひとりぼっち。
不安にはなりません、むしろこれが心が落ち着く瞬間です。

誰とも己を比べることもできず、よって妬むことも僻むことも恨むこともなく、ただ淡々とそこに居ることができる。
日本にいながらこの感覚を手に入れることができればいいのになあ、と、己の弱さを感じながら夜は更けていきました。

そんな今日の僕にヒットしたもの

・海抜0地点のラクダ
死海に行く途中の有名ポイントだそうです。
乗って写真を撮って料金。

哲学者のような目をした(そのように見えてしまった)ラクダでした。

君は何を想うのか。


・踊り子
プロジェクションマッピングから少し外れたところ。
ショーの一環なのでしょう、電飾飾りを付けた踊り子さん。

音楽はありません。
遠い目をしてただゆっくりと、そして時に激しく回転しています。
拍手をしたら微笑んでくれました。

君は何を想うのか。



<今日のワンポイント経験値>
・死海に行って浮かぶだけならバスで行けます。泳げるところは海水浴場のようになっていて、北部1箇所と南部数カ所だそうです。
今回僕が行ったのは北部。
リゾートというか立派な海水浴場です。
バスは目の前には行きません。
近くのバス停で降りて徒歩15分。
お楽しみあれ。

<今日の支出>
・食費 172s
・宿泊 120s
・土産 20s
・観光 640ドル(チップ込)
合計 312s+640ドル

<今日の1曲>
太陽と埃の中で / チャゲ&飛鳥







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